セラミドは、肌にうるおいと若々しさを与えてくれることで知られている成分です。肌は、角膜細胞が何層にも重なる角膜層から構成されています。角膜細胞のすき間をうめている細胞間脂質の、約50%を占める主成分がセラミドなのです。油分でもある細胞間脂質は、水分をはさみ込み蒸散を防ぐ優れた水分保持機能をもつのです。
高い水分保持機能で肌のうるおいを保つことで、外部から与えられる紫外線などの刺激から肌を保護するバリアの働きをサポートしてくれます。肌の健康を守るためにも、大切な役割を果たしているのです。健康な肌には、セラミドがたっぷりと含まれています。しかし、乾燥などの環境の影響や加齢によって減少してしまうのです。
水分保持機能が衰えた肌はうるおいを失いガサガサになり、外部の刺激から守ってくれるバリアの働きが弱まることで水分が失われるだけでなく、肌トラブルを引きおこす原因にもなってしまうのです。肌のうるおいと健康を保つためには必要不可欠な成分なのです。セラミドは、肌の新陳代謝であるターンオーバーによって生成されます。肌の角質層は、約28日にサイクルで生まれ変わるのです。
加齢や睡眠不足、不健康な生活でターンオーバーが乱れると細胞間脂質などの生成にも影響を与え、乾燥肌などの肌トラブルの原因にもなってしまうのです。ターンオーバーを正常に保ち、セラミドを十分に生成することで、肌にしっとりした手触りと若々しさを与え、健康を保つことができるのです。